香川選手は、なぜ活躍できなくなったのか
BY Flickr: CARLOS KUBO Paintings' Photostream
前の記事で、香川選手が活躍できなかったことが、アジアカップで負けた理由だと書きましたが、その香川選手がなぜ活躍できないのか考えてみました。
1.感覚の欠落
本来、香川選手は、トップ下が本職といわれているのですが、
- マンU時代に、セントラルWをやらされ、さらには出場機会にも恵まれなかった。
- 日本代表では、サイドをやらされていた。
この2つの自分に合ってないポジションで、長い間起用されていた経験が、香川選手の本来の武器であるペナルティエリア内での精度を、極端に落としてしまいました。ゴールに迫るプレーが、彼の持ち味なのに、その感覚を失ってしまった。
2.自信喪失
香川選手は、メンタルが弱く、精神状態の良し悪しが、プレーの質に大きく影響を及ぼしてしまう選手です。点が取れないことによって、どんどん自信を無くしていったことが大きな要因です。ドルトムントに復帰してからも、得点はたったの1。香川選手は、調子良い時は、楽しそうにサッカーをやってるんですけど、最近はつらそうにプレーしてるのは、明らかですよね。「結果出さないとヤバい」っていうプレッシャーが、そうさせてしまっている。悪循環に陥ってます。
3.間違った肉体改造
香川選手は、2012年の夏から2014年の半ばまで、プレミアリーグにいたわけですが、このリーグで過ごした2年間こそが無駄でした。
プレミアリーグでは、ファールの判定が甘いため、フィジカル面で優れてる選手が重宝されており、他のリーグと比べて球際のプレッシャー・チャージが半端ない。
球を、奪いに行くときはテクニックで取るのではなく、タックルして相手の体制を崩してから奪う。
こういったリーグで活躍するために、香川選手は黙々と肉体トレーニングしていたのですが、その努力のせいで、体の柔軟性を失い、素早い切り替えし・ターンができなくなってしまった。
目先の結果ばかりに捉われて、長所を潰す努力をしてしまったことが原因かなと思います。
以上、3つの理由でした。
香川選手がまた活躍できることを期待したいですね。